佐野 昌之
masayuki sano
プログラミング・画像処理<技術>
この業界で幅広く仕事すること
私は幅広く業務を担当しています。営業、電気制御設計・電気ハード設計・ソフトウェア設計等です。営業ではお客様のもとへお伺いし、仕様検討、打合せ、設計、試運転調整、生産立会までを行います。電気設計では電気回路図面の書き起こしやシーケンサのプログラミングを行います。パソコンのソフトウェア設計も行います。幅広く業務ができるとプロジェクトの流れが把握できます。専門知識では無くても幅の広い知識は仕事上で役立つことが多いと実感しています。
━━━長年仕事をする上でのやりがい
- 無事お客様の下へ納められ、普通に使ってもらえる。その後も、不具合なく永く使っていただける。正直それだけで嬉しいです。私達のつくる生産設備は2-3年使ったら終わり。というモノは殆ど無く、お客様が対象の製品を生産し続ける限り使い続けられるわけです。また、お客様の製品仕様に変更があった場合など、状況に合わせた改造のご依頼もしばしば。製品が使われ続けていることは嬉しいですし、私自身が一から開発した機械が10年経って改造依頼があると感慨深いものがあります。
━━━仕事に対する心得
- 最高のパフォーマンスを発揮するために今でも仕事の環境作りは欠かしていません。当然業界も進化してきているので、従来通りのやり方だけでは足りないことも増えてきます。社内やお客様と共に試行錯誤しながら日々研鑽を心がけていきます。若いスタッフとのコミュニケーションも大切にしているポイントで、若手の考えや意見なども吸収しながら勉強しています。やはり、ハングリー精神は必要ですね。
━━━自分という存在
- 私は年代的に古い部類の人間になってしまうと思っていて、仕事となればガンガンやってしまう人間です。世の中は働き方改革で「ゆとりを持ちつつ仕事も充実させていこう」というような流れになりました。これからも仕事との向き合い方は変わっていくと思っています。なので、昔ながらのがむしゃらに仕事をする生き方は後輩スタッフに教えられませんが、自ら高めようと思う心・向上心は忘れず、仕事をしてほしいと思います。
私はシーケンサとパソコンプログラム両方に理解がある、ユニークな存在だと自負しております。業界の中でも両方同時に対応できるエンジニアは希少です。この業界も技術統合が進んでいて、それらに対応できるスキルを持つエンジニアが今後活躍していくと思います。そのためにさらに知識の幅を広げて行きたいですし、伝道師として、継承していきたいです。
━━━歩んできた道とこれから。
- 過去に掲げた目標はすべて達成できたと思っております。プログラミングと語学力のスキルアップと話していたかと思いますが、プログラミングでは、シーケンサとPCでプログラミングを両方扱えるようになりましたし、言語学では中国のお客様とネイティブ会話で仕事ができるようになりました。英語は粗はありますが、読解など使えるレベルには成長できたかなと思います。日々進歩していく業界の中で完璧とは行きませんが、グローバルフィールドで戦える技術者になるために、これからも研鑽していきます。